ABclonal Technology社は中国武漢・上海・ボストンの3か所に研究開発センターを持ち、研究用抗体、研究用タンパク質、研究用ELISAキット、研究用分子酵素、研究用受託サービス、NGSキット、診断用酵素、診断用抗体試薬の8つのプラットフォームを有しております。その中でも抗体開発に注力をしており、ヒトゲノムにコードされているすべてのタンパク質の抗体を作製することを目的とした「ヒトゲノム抗体プロジェクト」に取り組み、組換えタンパク質抗原を用いて、これまでに20,000種類以上のウサギポリクローナル抗体を作製しております。
インビトロの抗体実験における問題点
高品質な抗体提供を常に心掛け提供を行っておりますが、インビトロの抗体実験において下記のような問題がしばしば指摘されます。
ABclonal Technology社ではこれらの問題に対して、原因を究明し下記の提案をしております。
ケース1:反応種・アプリケーションともに正しい製品を使用したのに結果が得られない
原因
反応動物種・検証済みアプリケーションが複数ある場合、考えられる組み合わせは数通りあるが、 全ての通りについてサプライヤーで検証をしていない可能性がある。
具体例
目的の実験:マウス由来のタンパク質Xに対する抗体を用いてWBで検出したい
目的の反応種 | マウス |
目的のアプリケーション | WB |
使用したA社の抗体の特性:
製品名 | 抗 Protein X 抗体 |
反応種 | ヒト、マウス |
アプリケーション | WB、IF |
使用したA社の抗体は問題ないように見えますが、考えられる反応種とアプリケーションの組み合わせは4通りあります。この4通り全てについて検証していない場合でも、組み合わせ次第では上記の表記となってしまう可能性があります。
Lot#1のケースであれば実験が成功する可能性が高いですが、Lot#2のケースですと実験結果に影響する可能性があります。
ABclonal Technology社の提案
検証済み抗体のロット事前確認サービス
ABclonal Technology社では製品によりまして複数のロットを在庫しております。お客様より事前に使用予定の反応種とアプリケーションをお伝えいただくことで、在庫ロットの中からお客様の実験目的に適したロット情報を事前に提供しております。これにより実験がスムーズに進み、貴重な時間を無駄にすることがなくなります。また、抗体製品の長期的な使用を検討されている場合は希望ロットの予約サービスをご利用いただけます。予備実験で良好な結果の得られたロットを最大3ヶ月予約することが可能です。
> ABclonal Technology社ロット事前確認サービス / 使用目的に適したロット情報のお問い合わせはこちら
※ご使用予定の製品番号、反応種、アプリケーションをご記載ください。
ケース2:同じ製品番号の抗体なのにロットが変わって再現性が取れない
原因
抗体製品のロット変更の基準はサプライヤーにより異なりますが、ポリクローナル抗体の場合、免疫動物個体の変更がロット変更の基準となる場合があります。同一の抗原を免疫した場合でも、得られるポリクローナル抗体の特性は個体差の影響を受けることがあります。
具体例
同一のタンパク質Xを異なるウサギの個体に免疫して得られるポリクローナル抗体が各ロットとなる場合
ABclonal Technology社の提案
検証済み抗体のロット事前確認サービス
or
リコンビナントウサギモノクローナル抗体
ABclonal Technology社の提供する検証済み抗体の事前確認サービスを利用することにより、過去に使用していたロットとのロット間差を抑えることができます。また、ABclonal Technology社の提供する次世代リコンビナントウサギモノクローナル抗体は従来のマウスモノクローナル抗体よりも親和性と特異性が高いというメリットがあり、最終製品は哺乳類動物細胞から発現・分泌されている為、安定性ははるかに高く、ロット間の一貫性が保たれます。
> ABclonal Technology社ロット事前確認サービス / 使用目的に適したロット情報のお問い合わせはこちら
※ご使用予定の製品番号、反応種、アプリケーションをご記載ください。