【千里ライフサイエンス振興財団】｢感覚から見た感情・感性のコントロール ～心と身体のつながりに着目して～｣
セミナー説明
感覚は、外受容感覚（五感）、内受容感覚（身体内部の感覚）、固有感覚（位置覚や運動覚）で構成される。感情や感性はこれら感覚の脳内処理によって創発されると考えられるが、そのメカニズムは未だ不明である。ヒトは予測しながら活動している。予測誤差を最小化するように神経活動を更新して学習する予測符号化と、周囲の環境を予測しやすい状態に変化させ自分の好みの入力を得るために行動する能動的推論が感情や感性の創発理論モデルとして注目されている。本シンポジウムでは、運動（固有感覚）・音楽（外受容感覚）と感情、内受容感覚からみた感性・実在感、最後に感覚の発達からみた社会脳について最新知見を発表してもらい、感覚から見た感情・感性の発達とその制御について議論したい。
詳細情報
【詳細URL】詳細はこちら
【開催日時】2024年11月6日（水）13：00-16：45
【会場】ハイブリッド開催 （現地：千里ライフサイエンスセンタービル５階 山村雄一記念ライフホール）
【参加費】無料（定員： 会場参加100名 WEB参加500名）
【参加登録】要（申込期限：2024年10月31日）
お申し込みはこちら
アジェンダ
| 13:00～13:05 | 挨拶 公益財団法人千里ライフサイエンス振興財団 理事長 審良 静男氏 |
| 13:05～13:15 | はじめに 広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター 特任教授 山脇 成人氏 |
| 13:15～13:45 | トップアスリートの実戦における身体・脳のダイナミクス NTTコミュニケーション科学基礎研究所 フェロー 柏野 牧夫氏 |
| 13:45～14:15 | 音楽による感情と身体性認知基盤の理解 東京大学 次世代知能科学研究センター 准教授 大黒 達也氏 |
| 14:15～14:45 | 内受容・外受容感覚の相互作用に基づく感性のシステム的理解 広島大学 脳・こころ・感性科学研究センター 准教授 笹岡 貴史氏 |
| ～休 憩～ | |
| 14:55～15:25 | 身体性からみる実在感と幻覚体験 北海道大学 人間知・脳・AI研究教育センター 准教授 鈴木 啓介氏 |
| 15:25～15:55 | 社会脳はどのように生まれるのか？ ～脳と身体の連関から～ 京都大学大学院 教育学研究科 教授 明和 政子氏 |
| ～休 憩～ | |
| 16:05～16:35 | 総合討論 『心身のヘルスケアイノベーションに向けた感情・感性研究』 |
| 16:35～16:45 | おわりに 京都大学大学院 教育学研究科 教授 明和 政子氏 |
セミナー終了後、ロビーにて講師と会場参加者との交流会（名刺交換会）を実施いたします。