コラーゲン測定キット

結合組織を構成する最も豊富なタンパク質であるコラーゲンは炎症過程において重要な役割を果たしています。Chondrexは様々な試料からのコラーゲン含量または動物種に特異的なタイプIおよびタイプIIコラーゲン含量を定量するためのキットを提供します。

未変性I型コラーゲン測定キット

各種動物種のI型コラーゲンに対するコラーゲン測定キットは培養細胞や組織培養、さらには組織中の未変性I型コラーゲン含量をELISAで定量するために開発されました。
1キットで39検体を測定でき、測定に必要な全ての試薬、バッファー並びにELISAプレートが同梱されています。

未変性II型コラーゲン測定キット

II型コラーゲン測定キットはELISAによって種々の動物（ヒト、サル、ブタ、ウシ、ラット、マウス、ウサギ、ウマおよびニワトリ）由来の細胞並びに組織培養、さらには組織中の未変性II型コラーゲン含量を定量するために開発されました。
1キットで39検体を測定でき、測定に必要な全ての試薬、バッファー並びにELISAプレートが同梱されています。

シリウスレッド総コラーゲン測定キット

シリウスレッドはコラーゲンの［Gly-X-Y］nヘリカル構造に特異的に結合し、この構造はコラーゲン特有かつ共通な構造で、コラーゲンの種類を区別せず結合します。

ヒドロキシプロリン測定キット

ヒドロキシプロリンはアミノ酸の一種で、コラーゲンのアミノ酸組成のおよそ13.5%を構成する主要なアミノ酸です。ヒドロキシプロリン含有量はサンプルのコラーゲン量を正確に反映し、組織線維症またはコラーゲン沈着を評価するために利用されています。しかし、面倒な操作や特別なツールが必要で、古典的なヒドロキシプロリンアッセイは有用ではありません。本キットは簡単かつ正確に96穴プレートを使用して操作することができる改良されたアッセイ系を用いています。

半定量コラーゲン測定キット（シリウスレッド/ ファストグリーン染色キット）

本キットは2種類の染色液（シリウスレッドおよびファストグリーン）を用いて、組織切片や培養細胞層のコラーゲンおよび非コラーゲンタンパク質の含量を測定する半定量的測定キットです。
シリウスレッドはコラーゲンに特異的に結合し、ファストグリーンは非コラーゲンタンパク質を染色し、様々な組織のコラーゲン含有量を測定するために使用されてきました。それらの染色液は染色組織から容易に抽出でき、各々のサンプル540nm（シリウスレッド）および605nm（ファストグリーン）の吸光度からコラーゲン量と非コラーゲンタンパク質量を容易に算出できます。
測定感度はコラーゲンが3μg/切片以上、非コラーゲンタンパク質が50μg/切片以上と一般的な組織染色研究で用いられる10-20μm厚のサンプルで十分な感度を有しています。

※ 本キットはサンプル中のコラーゲンと非コラーゲンタンパク質の含量を測定するキットの為、測定範囲の設定はございません。

グリコサミノグリカン測定キット

酸化グリコサミノグリカンに結合する1,9-dimethylmethyleneblue（DMB）を用いた測定法で、コラーゲンなどと軟骨中に共存するグリコサミノグリカンの測定に本キットを利用できます。

DNA測定キット

サンプル中のDNA量は細胞数と非常に相関します。 extracellular matrix（ECM）分析において、コラーゲン含有量と細胞数の比を解析することは重要です。

コラーゲン可溶化用試薬